チープなエンターテインメント

チープなエンターテインメントとはなんだろうか?簡易的と置き換えることができるだろうか?簡易とは、手順・手続が簡単で、たやすく(=易)行えることという意味がある。しかし、僕がここで表現したいのは、Youtubeなどのことを指す。

昨今の流行のYoutuberなどは、再生回数を増やすために毎日投稿を続ける。ネタを考え、面白おかしく、もしくは興味深く撮影し編集して世に出す。既存の娯楽の漫画や映画と違って見ることにコストはかからない。しかし、既存の娯楽とは大きく違う点がいくつかある。

その中で、自分が今回感じたのは中身のチープさだ。漫画や小説などは膨大なリサーチに基づいてストーリーが構成され、世の中に出てくる。しかし、Youtubeは非常に短絡的なものだと思う。

暇つぶしやお笑い感覚(お笑いと比べるのは違うが、たとえとして。)で見るなら構わない、しかし中高生はその時期にこそ漫画や小説を読むべきじゃないだろうか。

思春期に構成される価値観や倫理観はこれまで文学や映像作品が作ってきていると思う。なぜなら若者が理解できるまたは体験できる外の世界はそれらが中心だからだ。しかし、それがスマホによりYoutubeTwitterなどに侵食されるとどうなるだろうか?

子どもたちの感覚はどうなるだろうか?これは今の話ではない、未来の話だ。依存などよりももっと大きな問題に感じてしまってならない。もっと詰めて考えていきたい。